横浜みなとみらいのJICAは学べておいしい穴場スポット
JICA(ジャイカ)をご存知でしょうか。JICAとは「国際協力機構」のことで、Japan International Cooperation Agency の略です。
JICAという組織にあまり馴染みがないかもしれませんが「海外協力隊」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。JICAは海外協力隊や海外ボランティアなどを派遣しています。
全国に拠点があるJICAですが、関東には3か所の拠点があり、それぞれ違う管轄地区を担当しています。横浜のみなとみらい地区には「JICA横浜」があり、神奈川と山梨を管轄しています。
海外に派遣されることに興味はなくても、JICA内では常設展示や企画展などで、海外へ移住した日本人たちのことなどを学べる機会があります。
またJICA内にはメディアでもたびたび紹介されている眺めの良いレストランがあり、一般の人も利用することが出来るランチやディナーの穴場として人気です。
今回は、みなとみらいを訪れたら立ち寄ってみたいJICAについてご紹介します。
JICAへのアクセス
JICAは、みなとみらいの新港地区にある施設です。近くには「カップヌードルミュージアム横浜」や「横浜ワールドポーターズ」などがあります。ワールドポーターズ2階からは「サークルウォーク」という歩道橋を使ってJICAにアクセスすることもできます。
みなとみらい線のみなとみらい駅からならば、エスカレーターで地上階に上がり、よこはまコスモワールド(遊園地)が見える外に出ます。よこはまコスモワールドに沿う道を左方向に歩いた先にある橋(国際橋)を渡り、カップヌードルミュージアムの前の道を直進した先の角にあります。駅からは15分ほどです。
みなとみらい線の馬車道駅からならば徒歩10分ほどでアクセスできます。駅からは「4番万国橋出口」を利用して地上に上がり、そのまま海方向にまっすぐ進みます。ワールドポーターズを超えた向こう側にJICAがあります。
JICAへの入館は無料
JICA内施設は3階までが一般に開放されており、入館は無料です。それほど広くはありませんが、吹き抜けになっていて開放的な雰囲気がする内部です。
2階には、JICAの広報スペースである「JICAプラザ」と国際協力などに関する資料や文献が揃う「図書資料室」、そして「海外移住資料館」があります。
海外移住資料館は、海外へ移住した日本人の歴史や現在の姿などを学ぶことが出来るミュージアムです。内容は一般の人たちにもわかりやすく、子供も大人も楽しみながら学ぶことができ施設となっています。
JICAプラザは年末年始以外は無休です。図書資料室と海外移住資料館を利用できる時間は10時から18時まで(入室・館は30分前まで)。お休みは月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は翌火曜日がお休みです。
穴場のレストラン「ポートテラスカフェ」
JICA横浜の3階にあるのは、素晴らしい眺めが自慢の「ポートテラスカフェ」です。1階からも上がってこれますが、ワールドポーターズとつながるサークルウォーク(歩道橋)からもJICAにアクセス出来ます。
約100席のひろびろとしたレストランでは、世界の人気料理や日替わり定食・週替りメニューなどを楽しめます。ランチタイムとディナータイムに営業していますが、土日祝は午後に喫茶タイムも設けています。
ポートテラスカフェは食券スタイルです。レストランの前には料理の見本が並び、その前に食券が入った容器が置かれています。選んだ食券を店内のレジで渡して精算、受け取ったレシートを食堂スタッフさんに渡し、注文した料理をトレーで受け取ります。
ポートテラスカフェのメニューはリーズナブルですがボリュームは十分あります。ランチの日替わり定食は690円から。スープやサラダも付く、お腹いっぱいになれる内容です。
ガラス壁で開放的な雰囲気のレストランはどの席に座っても気持ち良く食事ができますが、人気はやはり窓の近くです。横浜赤レンガ倉庫や横浜港の風景を眺めながらおいしいランチやディナーを楽しめます。
またポートテラスカフェはその名のとおり、テラスがあるレストランです。気候の良い季節は、テラス席で爽やかな風を感じながらの食事もおすすめです。
ポートテラスカフェの営業時間は、ランチが11時30分から14時、ディナーは17時30分から21時です。ランチもディナーもラストオーダーは閉店30分前となります。また喫茶営業は土日祝の14時から17時までです。
まとめ
海外に移住した日本人のことなど、興味深い内容をわかりやすく学べるJICA。訪れた時にはぜひレストランで食事も楽しんでみてください。なおレストランは基本はJICAで働く方たちのための施設なので、混雑する時間帯はずらして利用するのがおすすめです。
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